いろいろとお話ししなくてはならない資産運用の方法がありますが、いま最も勢いがあって、みんなが気になっている「仮想通貨」について触れていきたいと思います。
仮想通貨についてちらちら横目で見て終わってしまっているそんな方に見ていただきたい。
そもそも仮想通貨って何?
そもそも仮想通貨って何かよくわからない、と思いませんか。
かいつまんでまとめてみます。
- 電子データのみでやり取りされるモノ(実物は存在しない)
- デジタル通貨、暗号資産、アルトコイン、Crypto、などの呼ばれ方もある
- 仮想通貨の種類は膨大かつ増加中
- 仮想通貨と法定通貨(円やドル)を交換する「仮想通貨取引所」ができたことで一気に普及
とりあえず超基本的なことですが、押さえておきたいことを書いておきました。
はっきり言って、ZETも人に教えられるほど理解していないです。
ただ、理解って投資する為にそこまで重要でしょうか?
お金を入れることはその投資先とつながりを作ること
資産運用においては理解不十分でも踏み出してみて走りながら理解を深めていくことが必要です。
資産運用において”理解”とはベターではあるがマストではない
勿論、理解不足の分については、リスクにしっかり手綱をかけながら走る必要があります。
理解してからでないと踏み出せないという方はずっと他人事のまま関わることはないと思います。
資産運用で「お金を1円でも投じる」、ということは人間社会でいうところの連絡先交換です。
人間関係と同じで”つながる”ことで、よく知ろうと興味を持つのです。
仮想通貨ってどこで買えるの?
”仮想通貨取引所”が仮想通貨と法定通貨の交換を行っていると前述しましたが、じゃそれってどこにあるのでしょうか。
大きく、国内と国外にあります。
国内の仮想通貨取引所
日本において仮想通貨の交換を仲介する業者を”暗号資産交換業者”といいます。
業者は登録が必要で、金融庁のページに登録業者の一覧が載っています。
https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf
約30業者載っています。
これらの業者を通じて仮想通貨と呼ばれるものを入手することができます。
海外の仮想通貨取引所
海外にも数多くの取引所があります。
バイナンス、bybit、bitMEXなんかがよく知られているところでしょうか。
国内の仮想通貨取引所との大きな違いは日本の法律の枠外ということと取引可能な法定通貨に日本円(JPY)がない可能性があるということです。
仮想通貨の法整備は日本でも整っているとは言いにくいですが、海外の取引所での取引はさらに法的な補償が受けづらくなるリスクがあります。
海外取引所を利用する明確な目的がない方は国内の取引所の方が無難でしょう。
ちなみにZETはある目的で先日海外取引所の利用を始めました。(正直、結構スリリングです)
その話はいずれできればと思います。
業者の選び方
30もの国内業者の中からどれを選べばいいの、という話ですがもちろん「一番有利に取引できるところ」がいいですよね。
そこでチェックポイントをまとめてみました。
- スプレッドの大小
- 販売所以外に「取引所」があるか
- 取り扱い仮想通貨の種類
- 入出金手数料(日本円)
- 入出金手数料(仮想通貨)
- 積立の有無
仮想通貨の取引所は「証券会社」にあたるものなので自分に合ったところを選びましょう。
1.スプレッドの大小
取引所の”販売所”というところで仮想通貨を業者が販売しています。
販売所で販売されている仮想通貨の価格ですが、外貨のように買値と売値があります。
その差をスプレッドといいますが、このスプレッドは業者間で異なりますし、その時々でばらつきも出ます。
また、中央値についても業者間でずれが生じます。
日本の取引所で1,2位を争う「bitFlyer」と「Coincheck」で比較してみます。
bitFlyer | Coincheck | |
中央値 | 7,422,741 | 7,414,906 |
買値 | 7,642,523 | 7,639,419 |
売値 | 7,195,907 | 7,188,700 |
これは、刻々と変化する中で確認した数字なので完全に一致しませんが、業者間の比較には使えるかと思います。
ただし、常にこういうバランスというわけではないので誤解のないようにお願いします。
しかしスプレッドが45万円以上あるのはすごいですね。
スプレッドだけで6%ほど手数料がかかる計算です。
2.販売所以外に「取引所」があるか
業者の中には”販売所”の他に「取引所」というものを設置しているところもあります。
どういうものかというと、その業者の中のユーザー間で板取引を行う場所です。
利用ユーザー数が多い業者の取引所ではより盛んに売買が行われます。
そのため大手の方が設置していることが多いです。
板取引の場合は売りたい人の価格と買いたい人の価格をつなぐので業者の販売手数料であるスプレッドがなく、手数料が少なく済むため取引所がある業者の方がよいでしょう。
これが”板”です。
赤字が「この価格なら売るよ」という人です。
緑字が「この価格なら買うよ」という人です。
ここに乗ってなくても「成行」や「指値」で約定していきます。
取引所ではただ単に人と人とを結び付けているだけなので取引所の手数料は少なく済みます。
Coincheckなんかはなんと”手数料無料”です。
ただ、Coincheckはイーサリアムの扱いが取引所ではないため、イーサリアムをお得に買いたければbitFlyerの方がいいかもしれません。
3.取り扱い仮想通貨の種類
自分が購入したい仮想通貨の種類を事前に調べましょう。
といっても、仮想通貨を初めて間もない人にはそんなに選択肢はないかと思います。
- ビットコイン
- イーサリアム
この2つが世界的にも2強です。
この2つに続く時価総額となっているのがBNBという通貨ですが、これは海外の”バイナンス”という取引所の独自通貨であり国内で扱っているところはありません。(今のところ)
そのほかの通貨で気になるものがあれば、利用する予定の取引所が取り扱っているか事前に確認しましょう。
4.入出金手数料(日本円)
入出金の手数料がかかるか確認しましょう。
入金は無料ですが、出金が有料というところが多いのと、銀行によって手数料に差がついていたりします。
最初は小さい金額で動かすはずなのでしっかり確認しましょう。
5.入出金手数料(仮想通貨)
仮想通貨を出金することもあります。
え?どうやって?実物ないんでしょ?と思うかもしれませんが、他の取引所や”ウォレット”と呼ばれる仮想通貨のお財布に仮想通貨のまま移すことができます。
その際の手数料は仮想通貨建てになっていることが多いです。
今の相場で1回一律3,000円くらいかかってしまうので仮想通貨始めたばかりの人にはしばらく関係ないと思います。
それと仮想通貨の移動はマジで怖いです。
6.積立の有無
積立で購入できる仕組みがあるかどうかも確認するといいと思います。
「積立」というシステムは素晴らしいですので、仮想通貨でも「積立」は使えた方がいいです。
ただ、「積立」は販売所での購入となるかと思います。
すると、往復6%かかる手数料の半分の3%はかかってくることになります。
ZET的には、積立のメリットより3%の手数料の方が重いので「積立」は使ってません。(でもかなり迷いました)
あとがき
てな具合で、仮想通貨の取引ができるところまでマインドを持っていけましたでしょうか。
仮想通貨を理解してから、という方に関してはきっといつまでたっても始めることはできないと思います。
仮想通貨の世界は宇宙のように今この瞬間も広がり続けていますので追いつくためには相当の時間と労力を必要とします。
ただ、新技術とともにあらゆる企業が乗り出しており、ETFまで先日上場する始末です。
もうそうやすやすと止められるものではなくなっていますので、少しのお金でも投じてみて”つながり”をもってともに走ってみるべきかと思います。
今後も仮想通貨に関してより具体的な話ができればと思いますのでZETも勉強してまいります。
今日はえらく日経平均下げてましたが、今後どうなるでしょうか。
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