子供が成長するスピードというのは本当に早いです。
生まれてから20年でありとあらゆることを吸収していくのですから。
適切な時期に適切な教育環境を与えてあげたいと思うのは子を持つ親からすると当たり前です。
ただ親御さんたちを悩ませるトピックがいくつかあります。
「お金について」はその一つではないでしょうか。
日本では「お金」についてアレコレ話をすることをいやがる傾向があります。(お金の話はある種のタブーにされている)
そのため、日本ではお金に関する教育が遅れており、日本人はマネーリテラシー(お金に関する知識)が低いといわれています。
しかし、生活にこれほど密着しているものを教えないことの方がおかしいと思います。
日本で「お金」についての教育が進まない別の理由は、「大人である親がお金の正しい知識を持っていない」ことが挙げられます。
これは、先に述べた日本で蔓延している「お金の話はタブー」という悪しき風潮のせいでもあります。
生きるためには常にお金がかかり、そしてその生きる時間は伸びつづけ今や「人生100年時代」と言われています。
これは今親である人にとっても他人ごとではありません。
今すぐ「お金」についての正しい知識を親子一緒に身につけましょう。
子供にこそ知ってもらいたい「お金」についてのホントの話
まずは、いまの暮らしを観察してみましょう。
何か暮らしの中で不自由していることはありますか?
この不自由というのは、「ほしいおもちゃで遊べない」とかではありませんよ。
食べ物がなくて、ひもじい思いをしていますか?
着る服がなくて、がたがた寒さに震えていますか?
住むおうちがなくて、雨に濡れて泣いていますか?
どうでしょう?
きっと、食べ物も服もおうちもあるんじゃないでしょうか。
当たり前のように用意されているので気づかないかもしれませんが、それらはあって当たり前のものではありません。
では、だれが用意してくれたのでしょうか?
それは、君たちのお父さんとお母さんです。
お父さんとお母さんが「お金」を使って、「食べ物」や「服」や「おうち」を用意してくれているのです。
お金って何者?
「お金」を使うと「食べ物」や「服」や「おうち」を用意することができるけど、なんで「お金」でいろいろなものを用意できるのでしょうか。
その答えは、「お金」とは「価値の単位」だからです。
食べ物が食べたい、という人にとっては「食べ物」には価値があります。
服を着たい、という人にとっては「服」には価値があります。
おうちに住みたい、という人にとっては「おうち」には価値があります。
それぞれの価値をお金で数字化して、同じ量のお金と交換できるようにしています。
そのため、種類がちがうものでも「お金」と交換することができるのです。
価値をお金で数字化したものは、「価格」、「値段」、「金額」などと呼ばれます。
まとめ
「お金」とは「価値の単位」である
種類の違うものでも「価値」を「お金」で数字化することで「お金」と交換できる
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