資産運用におけるリスクとは~リスクと仲良くなろう~

未分類

様々な資産運用方法が転がっている中でなかなか一歩が踏み出せない方の中には、「資産運用ってリスクがありそうで怖い」と思っている方もいることでしょう。

では、今日はそもそも資産運用におけるリスクって何なの?ということを一緒に見ていきましょう。

持論も入っているので、共感できない部分がございましたら申し訳ございません。

今日は、

リスクが怖くて資産運用に踏み込めない

リスクのコントロールの仕方がわからない

といった方向けのお話をします。

リスクってどういう意味なの?

「リスク」とは”危険”とか”危機”をさすときによく使われます。

資産運用においても、

  • リスクが高い
  • リスクマネジメントが大事だ

なんて使われます。

では、資産運用においても「リスク」は ”危険”とか”危機” なのでしょうか?

「リスク」には、

結果を予測できる度合。予想通りにいかない可能性。

デジタル大辞泉

という意味も含まれています。

資産運用でリスクの低い方法の代名詞、「預金」について見てみましょう。

100万円を年0.001%の金利の預金に預け入れました。

さて、一年後にいくらになるでしょう?

どうでしょう?結果を予測できますか?

そうです。100万円に金利の10円がついて、1,000,010円になりますね。(ヤッタ~♪)

結果を予測できる度合は、ほぼ100%だと思います。

結果を予測できる度合が低いことを「リスクが高い」ととらえるのであれば、預金は「リスクが低い」といえます。

ただ、「預金」でも予想通りにいかない可能性はないでしょうか?

次はリスクの種類について見てみましょう。

リスクの種類

リスクというのは何も一つだけとは限りません。

様々な要因がリスクになりえます。

どんなものがあるのか代表的なものを挙げてみましょう。

  • 価格変動リスク
  • 信用リスク
  • 環境変動リスク
  • 流動性リスク

価格変動リスク

株式や投資信託などで一番に思い浮かべるのは、この「価格変動リスク」かと思います。

数多くの金融商品には元本保証がないので、この価格変動リスクにさらされているといえるでしょう。

信用リスク

投資先の信用度合によるリスクです。

株式などであれば、その会社が倒産すれば株式は無価値になってしまいます。

たまにニュースで、「高利回りをうたって資金を集めていた○○が出資法違反で逮捕」なんて記事が出たりしますよね。アレもそうです。

先に例に出した「預金」についても、銀行がつぶれるリスクというのも当然あります。

預金であれば、一定の救済措置はありますが、この信用リスクに引っかかってしまうと出資金が0”ZERO”になってしまうこともあるので注意が必要です。

環境変動リスク

これは、かなり幅の広い言葉でまとめましたが、経済環境や自然環境、生活環境など目まぐるしく変化しながら社会は動いています。

金利や為替、温暖化、コロナ、そういった社会環境の変化によって受けるリスクです。

流動性リスク

これは、資産の現金化が容易にできるかどうかです。

急に高額の出費が必要になったときに、資産の大部分が不動産や出資ファンドなどのすぐに現金化できないものに出資されていた場合を考えてみてください。

すぐに現金化できないため、高額なお金を用意するためにひょっとしたらお金を借りる必要が出てくるかもしれません。

低金利で借りられれば良いですが、そのような緊急の借り入れに好条件で貸してくれるところはあるでしょうか。

リストラやけがによる一時休職なんかにも当てはまります。

収入がなくなり、資産を切り崩して生活しなくてはなりませんが、現金が手元にないという状況になってしまう可能性があります。

流動性リスクの高いものばかりに資産を振り向けることは避けた方がよいでしょう。

リスクがあるとダメなのか?

これはNOといえます。

価格変動リスクというのは、下がることだけをさしているわけではなく、上がることも含まれます。

株式のA銘柄とB銘柄をそれぞれ1株2,000円で買ったとします。

Aはおおよそ5%程度変動し、Bはおおよそ10%くらいは変動するとすると、銘柄Aは1,900円~2,100円、銘柄Bは1,800円~2,200円の範囲で動くことになります。

どちらの銘柄の方がリスクが高いかというと、答えはBです。

ただ、どちらが大きく稼げるチャンスがあるかというと、それも Bです。

これがいわゆる、ハイリスクハイリターン( B )・ローリスクローリターン ( A )というやつです。

環境変動リスクについても、環境が変化することで恩恵を受ける業界もあります。

何かが変われば、別の何かにも影響を及ぼします。

下に、一般論や実例を挙げてみます。

金利が上がる → 金(ゴールド)は下がる (逆もしかり)

為替が円安 → 輸出企業にプラス、輸入企業にマイナス(逆もしかり)

自然環境にいい電気自動車に切り替え → ガソリン製造会社にはマイナス、電池会社にはプラス

コロナで外出自粛増える → 旅行会社、鉄道・航空にはマイナス、通販・輸送・倉庫業界にはプラス

信用リスク流動性リスクについては低いにこしたことはありません。

しかし、今実際に大企業に成長している会社も最初は信用なんて低かったはずですが、その時リスクをとって投資していれば大きな利益を得られたでしょう。

不動産についても、不動産の良しあしがわかり、本当に良い物件と巡り合ったのであれば購入すべきだと思います。

要は、そのリスクを受け入れられる(リスク許容度内)かどうかです。

資産運用における「リスク」とは

改めて、最初の議題、資産運用における「リスク」とは何かについて確認したいと思います。

日本証券業協会が、

資産運用の世界では、リスクとは「リターンの振れ幅のこと」を表しています。

日本証券業協会「投資の時間」(http://www.jsda.or.jp/jikan/lesson3)

と言っています。

まさに、その通りだと思います。

金融商品においては、基本的に元本保証はされていません

上下に変動する(リスクのある)ものだからこそ、資産運用として十分な成果が得られます。

まずは、リスクとどう付き合うか、リスクをどう味方につけるか、考えてみましょう。

ちなみに「振れ幅」のことを「ボラティリティ」なんていうこともありますので、知っておいてください。

リスクとの付き合い方ーリスク許容度をしっかり意識しようー

みなさん、海外旅行でカジノとか行かれたことがありますか?

ZETは結構好きで、オーストラリアにいた時は各都市のカジノを周遊したし、新婚旅行もラスベガスでした。

その際、「軍資金」って用意しますよね?

旅行の予算立てする際に、100万円の余裕資金があって旅行は90万円、じゃカジノはマックス10万円だな、って感じで。

その軍資金10万円が、「リスク許容度」です。

ここで、やってはいけないのはリスク許容度をオーバーしてしまうということです。

10万円負けたのに許容度を超えて資金投入してしまった結果、たいていは予約していたレストランをキャンセルすることになります。

レストランのキャンセルは、他の資産の取り崩しに当たります。

リスク許容度の設定の仕方は人それぞれですが、意識すべき点を挙げてみます。

  • 総資産額
  • 総資産のうち、資産運用に回せる金額
  • 自分のポートフォリオ(資産の分散先)
  • 投資先のリスク背景(リスクの種類の分析)

 

ここでは詳しいお話はしませんが、自分の資産の棚卸から、もし資産運用するなら、という風に考えシミュレーションてみてください。

あとがき

「リスクを制する者は、資産運用を制する」という言葉をここで作れればいいな、と思ったんですがググったら結構使われていました。

リスクに振り回されるのではなく、リスクを利用して資産を増やしていきましょう。

ちなみに、資産運用中に「評価額」のプラス・マイナスを気にしすぎるのは絶対NGです。

その話は改めてします。(評価額がマイナスなのは「勝ちへの途中」です)

「(6857)アドバンテスト」が直滑降で降りてきてますね。戻しがあると期待してリスクとってみます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました