株式の銘柄を選ぶのって、金額も小さくないしこの会社がこけたらどうしよう?と思ったりして最初はドキドキしますよね。
NISA(積立NISA)やiDeCoを利用して投資を始めました、っていう方も多いと思います。
そういう方は「投資信託」の方がなじみがあるかもしれません。
ZETも投資信託に結構預けています。
投資信託なら小額から幅広い銘柄に託せるからなんか安心、という感じありますよね。
ですが今日は、その安心感のための投資信託とは真逆のお話です。
読んでもらいたいのはこんな人です。
- ドカッと一発当てたいけど、そんな方法見当つかない
- 投資信託の利益確定のタイミングがわからない
- 相場観を養いたい
1日で10%のリターンを実現できる方法
ある投資信託を使うと1日で10%のリターンを狙うことができます。
もちろん毎日できるわけではありませんが、今年の間に実に5回もチャンスがありました。
以下の日にちに該当の銘柄を購入していれば1日で10%を超えるの利益を獲得できたのです。
- 2021年1月7日(10.96%)
- 2021年2月12日(10.56%)
- 2021年5月17日(10.71%)
- 2021年6月21日(11.07%)
- 2021年9月2日(10.44%)
2020年には17回のチャンスがありました。
そして驚くことにその中で、30%超えが1回、20%超えが2回もあったのです。
これがレバレッジ型投信のチカラ
その銘柄とはズバリ「SBI日本株4.3ブル」です。
「ブル・ベア」について
ブル:牛(ブル)の角が上を向いているところから、相場の上昇を表す言葉です
ベア:熊(ベア)が腕を振り下ろして攻撃することから、相場の下降を表す言葉です


この投資信託はインデックス(日経平均先物)をもとに基準価格が推移しますが、レバレッジ型の投資信託であるためインデックスの動きよりも大きく動きます。
※「日経平均先物」です。日経平均と間違わないようにしましょう。
「レバレッジ」について
”テコ”のことです。
小さな力で大きく動かすテコのように、小さなお金で大きく運用することを表してます。
この投信では、日経平均先物の日々の動きのおおむね4.3倍の動きになるように運用されています。
同様のパフォーマンスの銘柄として、「楽天日本株4.3ブル」という銘柄があります。
その他にもレバレッジ型投信はありますが、レバレッジ倍率が4.3より低いものがほとんどです。
ベアのレバレッジ型投信
ブル型(相場が上がれば基準価格が上がる)だけではなく、ベア型(相場が下がれば基準価格が上がる)のレバレッジ型投信もあります。
「SBI日本株3.8ベア」や「SBI日本株3.7ベアⅢ」などがそうです。
相場が下がると利益が出るものです。
最後の注意点を読んでいただき、ベア型の投信もしっかり活用できるようにしましょう。
短期決戦で利益を出す
この方法は、基本的に短期決戦で行うことを念頭に取り組んでください。
「下げた時に買う」、「上げた時に売る」を日々繰り返します。
積立NISAやiDeCoで投資信託を始めた、という人は投資信託の利益確定に不慣れだと思います。
投資信託も利益確定した方がいいタイミングがあるので、売り注文を出す練習にもなりますので頑張ってください。
上がるタイミングの見つけ方
”レバレッジ投信で稼ぐチャンスがあるのはわかったけど、上がるタイミングなんてどうやってわかるの?”
はっきり言ってわかりません。
ただ、以下の理由によりそのタイミングは株トレードなどより見極めやすくはなっていると思います。
- 日経平均の大きな流れをつかめばいい
- 相場は上げ下げを繰り返す
- 投資信託は1日に1回しか価格が出ない
- 当日約定の注文締め切りが”14:50”
日経平均の大きな流れをつかめばいい
個別銘柄の株価を左右する要因というのはたくさんあります。
そのため、個別銘柄の株価の予想にはいち早い情報収集が必要です。
しかし、日経平均(先物含む)の価格については日本の大企業が集合した数字なのでざっくりと日本全体が覆われている雰囲気から感じ取ることができます。
(例)
緊急事態宣言延長 → 下がりそう
好決算が続々 → 上がりそう
相場は上げ下げを繰り返す
相場は上げ下げを繰り返しています。
そして、上げ過ぎや下げ過ぎに対しては敏感で、そういう過度な動きがあった場合には値を戻す(調整)ことがよくあります。
日経新聞などを読んでいると、そういった”上げ過ぎ・下げ過ぎ”の「サインが点灯」というような記事が出てくることがあります。
その場合は、過度な動きを”調整”する向きに相場が動きやすくなります。
”大きく下げ過ぎている”ようなときは、本記事紹介のレバレッジ投信の仕込みのタイミングといえます。
そうはいっても、相場の読みをハズしたら怖いなぁ、という方に、投資信託という性質によるメリットもお話しします。
投資信託は1日に1回しか価格が出ない
投資信託は1日に1回しか価格が出ません。
相場が動いている時間はあまり関係なく、相場が閉まる15時から基準となる保有銘柄を整理して基準価格が計算されます。
今回取り上げた投信の指標「日経平均先物」は15:15に確定します。
下のような日があったとしましょう。
●月×日
前日日経平均先物終値:28,000円
当日高値:28,560円(+2%)
当日安値:27,720円(-1%)
当日終値:28,280円(+1%)
前日基準の「日本株4.3ブル」価格が10,000だった場合、●月×日基準の基準価格はいくら?
※「日経平均先物」です。日経平均と間違わないようにしましょう。
答えは、
10,430円(+4.3%)くらい
になります。
相場が動いている時間にいくら上下しようが関係なく終値から基準価格が計算されます。
当日約定の注文締め切りが”14:50”
投資信託の注文についてですが、日本株を基準にしている投信については当日の注文は当日14:50まで受け付けている場合が多いです。
(楽天証券で「SBI日本株4.3ブル」を注文するときは14:40までのようなので注意)
14:50までに注文すればよいというのは大変ありがたく、14:30も過ぎればその日の日経平均(先物)がどのあたりで落ち着くかほぼほぼ見えていますのでおおよその検討が建てられます。
14:50から15:15までの25分間で値動きがないわけではないですが、トンでもない価格になることはマレです。
ZETは携帯のアラームを14:30に「投信注文」とラベルして設定してます。
毎日相場の確認を行うことで、相場観も養われるのでやってみてください。
レバレッジ投信を利用する上での注意点
これまで見てきたように、レバレッジ投信の仕組みを理解して利用することができれば、あなたの資産形成にきっと役立ちます。
ただ、何事にも言えますが、理解不十分だと思わぬ失敗につながります。
そこで、レバレッジ投信を利用する上での注意点をいくつか挙げておきます。
- 長期保有をしない
- 金額は抑えめに
長期保有しない
先に、レバレッジ型投信の取り組み方として短期決戦が基本といってきましたが、その理由をお話しします。
- 信託報酬が高い
- 相場の上下に振り回されるとパフォーマンスが下がる
まずは、レバレッジ型の投資信託は運用中のコスト(信託報酬)が高いです。
※購入時のコストではありません。購入時のコストはSBIや楽天ではネットコースならかかりません。
それから、相場の上げ下げを繰り返しているとパフォーマンスが低下してきます。
この点については証券会社のサイトで入手できる投資信託の「月間レポート」の中で非常にわかりやすく説明されているのでそちらをご覧ください。
そのため、だらだらと長期間保有していると下落圧力にさらされているのでよくありません。
通常の取引以上に出口戦略をもって取り組みましょう。
金額は抑えめに
相場のサインについても「絶対」ではありませんので、下げ過ぎのサインが出ていたとしても、もう一段下がるということもあり得ます。
そのため、投入資金に関しましては抑えめにスタートしてください。
利益が大きく出るということは逆もしかりなので、資金配分については慎重にお願いいたします。
最初は、楽天ポイントなどを使って遊び感覚で始めるのがお勧めです。

あとがき
投資信託は非常に有効な資産運用のツールです。
少額から様々な分野に資産分散することができます。
ただ、銘柄数が非常に多く、似たり寄ったりの名前の中からどれを選べばいいのかわからないという方も多いと思います。
皆様にわかりやすく価値のある情報を提供できるよう頑張っていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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