信用取引(買建)の活用術〜短期から長期まで使い分け〜

信用取引

どうも、ZETです。

今日の日経は息切れのご様子ですね。

こんな時は今日の相場にかじりつくのではなく中長期的な展望を俯瞰してみましょう。

あまり遠い目をしすぎるとただ現実逃避するだけになるので要注意です。

さて、今後のことはわかりませんが上がったものは戻るかもしれないし、更なる高みの途中かもしれません。

いついかなる時も余力は残しておきましょう。

余力といえば「信用取引」を活用できるかできないで大きな差が出ることはわかってもらえましたか?

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「信用取引」を扱うときの心構え

さて、実際に「信用取引」を活用するにあたって、何も考えずに扱うのは危険です。

これは、よく持ち出す例ですが刃物を持つとき、車に乗る時と同じように必要な注意は払う必要があります。

ここでは、「信用取引」を活用する場合の心構えについて少し触れておきます。

目的を明確に

「信用取引」を使う際は目的を明確にしましょう。

「稼ぐため」とかそういう低次元のお話ではありません。

「取り組み期間」「買付条件」「信用取引の枠(余力ではなく自分の中の)」そういったものです。

前回の体験談で話したように見た目にはものすごく買付余力が増えたように感じます。

自分でルールを明確にしておかないとついつい買い過ぎてしまい、平時はいいですが大きく変動した際に思わぬ大波に襲われる可能性があります。

「信用取引」は界王拳に似ています。

自分の力の範囲内なら身体がバラバラになりそうになるようなことはありませんが、限界超えちゃうと身体バラバラになりそうになるよってことです。

界王拳も3倍にしちゃうと負担が相当だったように、買付余力が3倍まで増えたからといって満額使ってたら一瞬で弾け飛びます。

自分のルールをしっかり持ちましょう。

ちなみにZETの信用取引のルールは、

  • 信用買付余力は2,000万円を切らない
  • IPOセカンダリー投資では使わない

です。

短期保有か長期保有か

信用取引を行う際は、間違いなく「短期」の方がいいです。

なぜなら、信用取引で買った分に関しては金利がのしかかってくるからです

そのため、信用取引はデイトレやスイング取引に向いています。

その日のうちに反対売買までできれば金利がかからない証券会社もあるので、デイトレする人にとっては活用しない方がおかしいと言えるかもしれません。

ちなみに、金利は買付価格に対して掛かってきます。

1,000円で買い付けたものは1,100円に上がっても900円に下がっても、1,000円に対して金利がかかります。

しかし、ZETはこの「信用取引」を超長期で活用しています。

ZETの信用取引の活用法は「高配当信用取引」です。

信用取引の金利よりも高い配当率の銘柄をバシバシ買ってます。

信用取引の金利が2.8%、配当落調整金のため15.315%のディスカウント、その他「諸々の手数料」を考慮して、配当利回りが4%以上あればペイする、との計算です。

付け加えますと、株価が高い方がペイしやすいです。

これは「諸々の手数料」部分が単元ごとにかかるので、株価300円と株価3,000円では影響の割合が大きく異なります。

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というように、「信用取引」の活用も短期的な取引と長期的な取引で分けて考えるべきです。

取引スパンが決まったら2種類ある信用取引のうちどちらを使うか選ぶ必要があります。

「制度信用取引(6ヶ月)」「一般信用取引(無期限)」

信用取引には、「制度信用取引」と「一般信用取引」の2種類あります。

詳しい仕組みの違いははっきりいってどうでもいい(興味のある方用リンク)ですが、両者の違いを重要なのでまとめておきます。

制度信用一般信用
買建取引対象銘柄制度信用銘柄のみほぼ全銘柄
返済期限6ヶ月なし(無期限)※
金利やや高い傾向

※証券会社によっては設定あり

信用取引の条件について証券会社間で違いがあるので、内容をしっかり確認しましょう。

あとがき

信用取引は投資において「界王拳」ということを理解いただけたでしょうか。

きちんと戦略を立てて、出しどころで出すようにしましょう。

「オラ、儲かりそうな株見っと、ワクワクすっぞ」といって調子に乗りすぎると大怪我して再起不能(リタイア)してしまうことになるかもしれません。

資産を回復させる「仙豆」は残念ながらないので、きちんと自己ルールに則って取り扱いましょう。

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